渋谷すばるのジャニーズ事務所退所の理由を解説!現在の活動は?

元関ジャニ∞のメンバーで、現在はソロアーティストとして活動する渋谷すばる。

その圧倒的な歌唱力でジャニーズ所属時はデビュー前から唯一無二の存在でした。

黄金期と呼ばれたジュニア時代は、現在ジャニーズ事務所の副社長を務める滝沢秀明と共に「東のタッキー、西のすばる」と呼ばれ、その存在を名実ともに確かなものとします。

2004年にメジャーデビューをすると、小柄で容姿端麗な彼からは想像できないほど泥臭く力強い、けれど非常に繊細で伸びやかな歌声を披露し、ジャニーズアイドルが持つ歌唱イメージを大きく刷新。

2014年には単独での音楽フェス出演を成功させます。

翌2015年には彼の才能を遺憾なく発揮した映画「味園ユニバース」が公開され、多くの海外映画祭で高い評価を得たこの作品は渋谷の代表作となりました。

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2018年に突然のジャニーズ事務所退所を発表し、世間を騒がせた渋谷すばるの現在について、ジャニーズ事務所退所理由と共に追っていきたいと思います。

渋谷すばるの現在の活動

  • 生年月日:1981年9月22日
  • 血液型:A型
  • 出身:大阪府茨木市
  • 所属レーベル:World art(自主レーベル)

2018年にジャニーズ事務所を退所した渋谷すばるは、翌2019年2月28日に現在のオフィシャルサイトを開設し、1本の動画をアップロードしました。

退所後初となるメディア露出ともあり、渋谷のファンだけでなく関ジャニ∞のファンや、他のジャニーズファンの間でも大きな話題となり、その様子はマスコミにも取り上げられるほどのものでした。

その後4月に公式ファンクラブの開設と、ワーナーミュージックジャパンとタッグを組みアルバムをリリースすることを発表し、再始動への一歩を踏み出します。

2019年12月には大阪で行われたTHE YELLOW MONKYのトリビュートライブにサプライズ出演し、ジャニーズファンとはまた違う音楽ファンからも高い評価を獲得。

アーティスト渋谷すばるの存在は確固たるものとなりました。

一昔前までジャニーズ事務所を退所するとその後再出発するのは難しいとされていましたが、今はテレビ以外にもたくさんのメディアがありますので、以前よりも活動しやすくなったのかもしれません。

渋谷すばるがジャニーズ事務所を退所した理由

渋谷すばるの退所理由は、彼のやりたい音楽をとことん追求するためです。

ジュニア時代からその秀でた歌唱力で一目置かれる存在だった渋谷すばるは、中学時代に生田斗真と観に行ったTHE HIGH-LOWSのライブをきっかけに、音楽の道への道を歩み始めます。

NEWSがデビューしていく姿を隣で見ていた渋谷はその当時、ジャニーズでのデビューを諦めて、音楽が好きな仲間とバンドを組むことも選択肢に入れていたそうです。

このことについては彼が敬愛するミュージシャンである、甲本ヒロトと真島昌利との対談の中でも語っていました。

2002年に関ジャニ∞が結成されてグループで本格的にバンド活動が始まると、渋谷はメインボーカルとしてパフォーマンスの精度をどんどん上げていきます。

そして2004年、関ジャニ∞のメジャーデビューが決定。

デビュー曲で演歌をリリースすること自体、ジャニーズ史上初だということで関ジャニ∞のパフォーマンスは大きな話題を呼びました。

そして渋谷すばるが堂々とした気迫で演歌を歌い上げる姿は世間から大きな注目を集め、関ジャニ∞の存在を世に知らしめることとなります。

デビュー前から精力的なバンド活動を行っていたことが起因し、バンドでの楽曲リリースも積極的に行っている関ジャニ∞。

それまでジャニーズのバンドは男闘呼組やTOKIOなど、バンドだけに注力したスタイルが主流でした。

そんな中、関ジャニ∞はダンスとバンドを両立するグループとしてここでも新たなジャンルを確立していきます。

2014年には音楽フェス「テレビ朝日ドリームフェスティバル」に渋谷がソロアーティストとして出演。

関ジャニ∞のファン以外も大勢いる中で圧巻のパフォーマンスを披露し、大きな話題を呼びました。

この渋谷の躍進を皮切りに、関ジャニ∞は本格的なアーティストとしての道を開拓し始めます。

同年8月に契約満了となったテイチクエンタテインメントから独立し、「INFINITY RECORDS」を設立。

関ジャニ∞はこれまで以上に音楽を追求するグループとして成長し、今までジャニーズの音楽を聴かなかった新たな層へのアプローチに成功します。

そして2015年に上映された主演映画「味園ユニバース」は渋谷の大きなターニングポイントとなりました。

味園ユニバースが第44回ロッテルダム国際映画祭に出品されたときのことです。

映画祭に招待されオランダに向かった渋谷は、仕事の合間を縫ってアムステルダム駅で路上ライブを敢行。

その様子は現地メディアでも大きく取り上げられ、渋谷すばるの歌声はジャニーズの領域を遥かに超えた存在になってしまったのです。

さらに同年10月には「テレビ朝日ドリームフェスティバル」に関ジャニ∞で初の音楽フェス参加に成功。

ソロだけでなくグループでの高い音楽評価を得たことにより、渋谷は自分の追求する音楽と関ジャニ∞としての活動に乖離があると感じたのでしょう。

そして2018年に渋谷は自身の音楽をより深め、海外を拠点とした音楽活動がしたいという考えの元、ジャニーズ事務所を対処する意向を示しました。

その背景にあったのはアムステルダム駅での路上ライブです。

関ジャニ∞の中でも特に音楽というものに強いこだわりを持ち、自分の歌声は表現者として最強の武器になることを渋谷は知っていました。

そのためソロでの活動を熱望するのは必然だったのかもしれません。

退所前はインタビュー等で、グループにいるから自分のソロ活動が際立つ。グループにいなければソロ活動をする意味がないと答えていた渋谷。

しかし退所後にソロアーティストとして発表した音源を聞くと、渋谷がやりたい音楽をするためにはアイドルという看板が足枷になっていたのだと思わざるを得ません。

アイドル渋谷すばるがいなくなり彼の音楽から離れてしまったというファンも少なからずいると思います。

ですがもしそんな人がいたら、今からでも遅くないので彼の作る新しい音楽に触れてみてください。

アイドル時代には感じることのなかった、純度の高い渋谷すばるの世界を垣間見ることが出来ます。

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