2022年にデビュー15周年を迎えるHey!Say!JUMP。
2007年に平均年齢15歳で初々しくデビューした彼らも、アラサーと呼ばれる年齢になり、メンバーそれぞれがさまざまな分野で活躍しています。
ジャニーズのグループの中でもHey!Say!JUMPは、メンバー同士の絆が深く、仲が良いということでも知られています。
そんな彼らも現在に至るまでたくさんの苦い経験をし、不仲の時期もあったようなので調べてみました。
不仲説 山田涼介・中島裕翔
Hey!Say!JUMPのセンターの山田涼介さん。
2004年8月12日に放送された『Ya-Ya-yah』での公開オーディションを受けて合格し、ジャニーズ事務所に入所しました。
ジャニーズの後輩からの憧れの的で、グループとしての活動だけでなく、ドラマや映画など俳優としても評価されています。
また最近では、嵐の二宮和也さんが開設したYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』のメンバーとして出演したり、2021年9月15日には自身のYouTubeゲームチャンネル『LEOの遊び場』を開設し、ジャニーズの新たな活動の幅を広げていますよね。
一方ドラムや乗馬など、ジャニーズの中でも上位に入るほど多くの趣味を持つ中島裕翔さん。
母親が履歴書を送り、2004年小学5年生・10歳のときにジャニーズ事務所に入所しました。
グループの活動に加え、ドラマや舞台などで俳優としても活躍、高身長でスラっとしたスタイルを活かしてファッション誌のモデルも務めています。
そんな2人に不仲の期間があったことはファンの間でも周知されていて、本人たちも認めています。
現在2人の仲は修復され、仲の良いエピソードも聞かれますが、2人の関係が上手くいかなかった不仲時代について紹介します。
高校の同級生
山田さんと中島さんは、同じグループの知念侑李さんとともに堀越高等学校の同級生です。
他に、神木隆之介さん、志田未来さん、野村周平さん、川島海荷さんといった豪華なメンバーも同級生で“華の堀越93年組”と呼ばれています。
在学中は3人はいつも一緒で心強かったと話し、3人で電車でウトウトしながら帰っていたと高校時代のエピソードを明かしていました。
2人のジュニア時代
中島さんは入所した直後から、雑誌の表紙に抜擢されたり、センターでマイクを握ってパフォーマンスをしたりと、他のジュニアのメンバーより頭ひとつ抜けた存在でした。
入所した翌年の2005年には、滝沢秀明さん主演の月9ドラマ『エンジン』や、亀梨和也さん主演の『野ブタ。をプロデュース』に出演したりと、そのカリスマ性を発揮し活躍していきます。
一方同じ2004年に入所した山田さんは目立つ存在ではなく、約2年間マイクすらも握らせてもらえなかったそうです。
ですが腐ることなく、4時間のレッスンに加えて、自宅でも3時間の自主練習に取り組んだり、骨折をしてもレッスン場まで行くなど並々ならぬ努力を続けていました。
キラキラと自分よりも先に行って活躍している中島さんと自分を比べて、羨む気持ちもあったそうで、そのときの気持ちを山田さんはインタビューで次のように振り返っています。
「Jr.の中でセンターとして必ず選ばれるのは裕翔で、俺はその後ろだった」
「この先もしかしたらこの背中の前に立つことはできないかもしれないと、裕翔の後ろ姿を見ながら悩む日々だった」
今ではジャニーズの顔でもあるキラキラした山田さんですが、実はすごい努力家としても知られています。
山田さんに訪れた転機
そんな山田さんにタッキー&翼のコンサートで中島さんの代役が回ってきます。
代役を聞かされたのはコンサート初日の2日前でしたが、「チャンスだ」と感じた山田さんは、2日間で24曲の振り付けを完璧に覚えて見事にやりきりました。
また、滝沢さんの舞台でも中島さんの代役が回ってきました。
1日2公演ある舞台と舞台の間に代役を言い渡されましたが、わずか数時間でセリフと振り付けを覚え演じきります。
この舞台でジャニーさんに「やばいよ、ユー」と褒められたことで、山田さんも注目される存在になっていきます。
不仲のきっかけはセンター交代
2007年11月14日にHey!Say!JUMPとして、デビューシングル『Ultra Music Power』で同じグループとしてのデビューが決まった2人。
このときのセンターはもちろんエースであった中島さんでした。
しかし、2枚目のシングル『Dreams come true』不動のセンターと思われていた中島さんから、山田さんへのセンターが交代します。
山田さんは、「裕翔とお互いの立場が入れ替わった気がして、どう接していいのかわからなくなった」と振り返っていたように、この頃からお互いにギクシャクし始めていったようです。
中島さんも2021年8月6日放送の『A-Studio+』にて、「センターに対して葛藤とかも最初はあった」とそのときの気持ちを語っていました。
さらに「山田ってすごく努力家なんですよ。自分で言うのもおかしいけど、Jr.の頃は僕の背中を見て『頑張ろう』と思ってくれてたみたいで、そういう人に抜かれたと思った瞬間、負けた感じがした」と本音も打ち明けています。
中島さんがまだ中学生の時期だったので、当時は心がズタズタになったそうです。
不仲エピソード①イタズラで大喧嘩に
2017年9月に放送された『メレンゲの気持ち』に山田さんが出演したした際、「20歳までは仲が悪かった」という中島さんとの不仲エピソードを語っています。
中島さんが成長期の時期に「乳首が痛い」と言って痛がっていたときに、山田さんがふざけて乳首を押し、中島さんがブチ切れてしまい大喧嘩に発展したそうです。
「今だから笑って言える」と話していましたが、「お互いにリスペクトしている部分もあったけど、何か鼻についた」といった当時の心境も明かしていました。
不仲エピソード②テレビに映したくなくてしゃがまない
ギクシャクした関係はパフォーマンスにも影響することもあったようです。
『メレンゲの気持ち』内で、山田さんは「まだ身長差がない時に、ある番組で僕が前、中島が後ろで歌っていて、僕が歌い終わった後に中島の歌い出しなのでしゃがまないといけないところを『中島をテレビに映したくない』と思ってしゃがまなかった」と衝撃の告白をして周りを驚かせていました。
「10周年でいろいろな映像を見ていたら、その映像が出てきて、本当に申し訳なかった」とも話し、当時の微妙な距離について明かしています。
不仲を乗り越えて大の仲良しへ
現在の2人の関係は時を経て修復され、今では大の仲良しです。
和解したのは、2013年にHey!Say!JUMP内の弟組山田さん・知念さん・中島さん・岡本圭人さんの『Hey!Say!7』通称”7会”のメンバーで食事会に行ったときでした。
そこで山田さんが「今日は本音で思ってることを話そう」と切り出し、「裕翔、ぶっちゃけおまえのことが嫌いだった」と告白したそうです。
中島さんも「わかってたよ。俺も嫌いだった」と返し、お互いのわだかまりを打ち明け、わかり合って和解しました。
山田さんはこのときのことを「こういうこと話せるのは、お互いに成長したってことだよね。もう、そういうのはやめにしよう」と素直に言えたと後に明かしています。
時が過ぎて、いろいろな経験を経てお互いが大人になり、本音を言い合える関係へと変わっていきました。
仲間でありライバル
不仲の時期を乗り越えた現在の2人は、お互いにリスペクトし、刺激をもらえる関係になっているます。
中島さんは、お芝居の大事なシーンの撮影のときは、いつも山田さんの顔が浮かんで「あいつだったら一発で決めるんだろうな」と思うそうです。
そして山田さんも、日本アカデミー賞の授賞式でステージに上がった瞬間に「次にこの景色を見るのは裕翔だ」と思ったと明かしています。
山田涼介からの言葉
2021年8月6日放送の『A-Studio+』で、中島さんが『SUITS/スーツ』に出演していたとき、ドラマの撮影とHey!Say!JUMPのドームツアーが重なったときのエピソードが紹介されました。
中島さんがドラマとツアーで多忙を極めていたとき、山田さんから「ライブは俺に任せとけ」「俺はお前の大変さがすごくわかる。ライブは俺がやるから、お前は芝居に集中しろよ」というメールをもらい、中島さんは「涙が出るほどうれしかった」そうです。
責任感や焦る気持ちなど、山田さんだからこそかけられる言葉にグッときますよね。
「今のあなたの居場所は?」と聞かれたら、中島さんは「Hey!Say!JUMPだと即答できる」と言います。
さまざまな葛藤を乗り越えた、メンバー同士の絆の深さを感じられますよね。
不仲説 山田涼介・伊野尾慧
山田さんの性格は、真面目で一途な努力家タイプ、一方の伊野尾慧さんの性格はユーモアを備えたゆるい感じのタイプなので、どちらかというと正反対の2人です。
ファンからは「いのやま」と呼ばれる2人の関係は、アホなことをする伊野尾くんに山田さんが厳しくツッコんだり、真面目な山田さんを伊野尾さんがちゃかしたりと、ちょっとツンデレなコンビです。
そんな2人は「不仲」というより「不仲芸」を楽しんでいて、お互い「共演NG」などと発言し、もはやネタになっています。
ファンも2人のツンデレなやりとりを微笑ましく見ているようです。
いのやまエピソード①香水を借りる
歌番組で、Hey!Say!JUMPの歌を色っぽく歌いたいと思った伊野尾さんは、山田さんのカバンから勝手に香水を拝借しました。
そのときの香りを他のメンバーも「ときめいた」というほど、ステージがいい香りに包まれたそうです。
また、2020年にも、ダンス練習の後に伊野尾さんがまたもや山田さんの香水を借りたというエピソードがあります。
ちなみに月下香の香水だそうですよ。伊野尾さんでなくても、山田さんの香水は気になりますよね。
いのやまエピソード②もらった洋服
山田さんから派手なヒョウ柄の洋服をもらったという伊野尾さん。
その服を知念さんの家に置いていったという衝撃のエピソードがあります。
2016年10月2日放送の『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ人気番組NO.1決定戦』に山田さんと伊野尾さんが出演した際、Hey!Say!JUMPの人間関係の話題になり、山田さんがHey!Say!JUMPの仲の良さについて話しました。
さらに「伊野尾もこの前僕の家に遊びに来て、プライベートでも仲がいい。面倒臭いとか嫌だなと思うことがない」と明かすと、それに対して伊野尾さんは次のように返しています。
「さっき仲がいいと言いましたけど、正直仲がいいと一度も思ったことはない」
「山田はメンバーをよく家に呼んで遊んだりするけど、僕が行ったの1回だけだった」
伊野尾さんの爆弾発言に山田さんも応戦し、「ステージの案が欲しくて、彼が建築とかの勉強をしていたので、僕は仲がいいと思って家に呼んだ」
「そのときクローゼット漁って欲しそうにしていたから服をあげた。でもその服が気に入らなかったのか、1回も着てないし、その服を知念の家に置いていってる」とさらに暴露し、周りの笑いを誘っていました。
伊野尾さんは「全く着ていない」「今度コンビニに行くときに着る」とユーモアのある答えを返し、不仲芸を終わらせました。
何も知らない人から見たら「仲悪いの?」と心配になりますが、2人の仲の良さを知るファンは「仲が良いから、またやってるわ」と思ったようです。
いのやまエピソード③「ありがとう、山田」
あるとき、「今後のグループをどうしていくか」という真剣な話し合いをしたHey!Say!JUMP。
話し合いの後、伊野尾さんは山田さんの部屋に行き「ありがとう、山田。おまえ発信でなかったらこんな話はできなかった」「お前がいるからJUMPは、今こういう形で活動ができている」とお礼を言いました。
また山田さんも、そんな伊野尾さんのことを「そんなことを後輩の俺に言えるのはかっこいい」「芯の通った、温かい人」と話しています。
お互いに信頼できているからこそ、時にはふざけ合ったりできるんですよね。
不仲説 伊野尾慧・髙木雄也
髙木雄也さんは大人でクールな見た目とは反対に、昔から子どもみたいな性格だと言われたり、おちゃめな一面があります。またお寺巡りが好きだったりします。
そんな高木さんと「昔はあまり話さなかった」という伊野尾さん。
その理由は、仲が悪いとかではなく、単に2人の接点がなかったので話す話題が見つからなかったからです。
デビューして『ごくせん』で注目されていた髙木さんは、カッコをつけて自分の殻に閉じこもっていた時期があり、その殻は八乙女光さんの19歳の誕生パーティのときに破れたそうです。
現在の2人の関係は?
2020年10月16日に放送された有岡大貴さんと髙木さんがDJを務める『JUMP da ベイベー!』で、髙木さんと伊野尾さんの今と昔の関係性について語られ、ネットで話題となりました。
メンバー愛について話していたコーナーで、Hey!Say!JUMPがデビューした頃、髙木さんと伊野尾さんは月に1〜2回話したら良いぐらいの関係性だったそうです。
有岡さんも「伊野ちゃんと髙木ってデビュー当時全然距離あったもんね」と話し、さらに当時、髙木さんと伊野尾さんが二人で番組に出演したときのエピソードも紹介。
伊野尾さんに収録は「どうだった?」か聞いたところ、「髙木との2人の楽屋が一番緊張した」と言っていたそうで、髙木さんは「いやそうだよ。それはお互いだと思う」と笑って返していました。
しかし、今ではプライベートで家に泊まったり、電話で1時間以上話すほど仲良しになったと明かしています。
昔の高木さんは、メンバーに自分から話すことがほとんどなかったそう。今ではメンバーをご飯に誘ったり、メンバーと一緒にいる時が一番楽しいと思うようになりました。
仲良しの友達同士でグループを結成するわけではないので、お互いを理解して付き合っていくまでには時間がかかるのは仕方ないですよね。
メンバー間の絆が強くなっていく姿を見るのは、ファンにとってもうれしいことです。
まとめ
Hey!Say!JUMPは、1人1人がドラマ・映画・舞台・バラエティ・情報番組などさまざまな場所で活躍しながらも、常にメンバーを想い、お互いに負けまいと切磋琢磨できる素敵なグループですよね。
これからもっと大きなグループへと成長しようとしているHey!Say!JUMPの活躍を見守っていきたいですね。
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